The Reverberator

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クィア・エリート ~ 大学における「勝ち組」あるいは低報酬非常勤講師らを踏み台にのし上がっていく者

 暴走する早稲田大学
非常勤講師のさらに3分の1で働く最低賃金以下のインストラクターを違法に切り捨て

 

早稲田大学の暴走が止まらない。5年で雇止めの就業規程を強行するための過半数代表選挙が偽装されたとして非常勤講師15人が鎌田薫総長ら理事18名を刑事告訴した件は昨年12月20日付で東京地検が不起訴を決定したものの、紛争は長期化の様相を見せている。英語授業の外部委託で偽装請負の疑いがあることに加え、留学生に日本語を教える日本語インストラクター20人(推定/大学側は正確な人数を発表していない)を今年3月で違法に雇止めしようとしているのだ。専任教員よりも1授業当たりの収入が8分の1しかない非常勤講師(1コマ年33万6千円~36万1200円)より、さらに低い報酬(同12万~21万円)で差別的に搾取される日本語インストラクターは、専任教員天国である「早稲田ピラミッド」の最下層で、まさに〝第四身分〟に押し込められ、雇用まで奪われようとしている。

 

http://fotgazet.com/news/000324.html

 

 

 

求人件名 早稲田大学文学学術院専任教員の公募(クィア・スタディーズ)

勤務形態 常勤(任期なし)

着任時期 2016年 04月 01日

備考 早稲田大学は、国際化、男女共同参画などダイバーシティの実現を推進しております。

 

https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=1&id=D115040216&ln_jor=0

 

 早稲田大学がコスト削減で授業を外部委託し「偽装請負」の疑い、労組が労働局に調査申立必修科目なのに4万3千円追加徴収も

 

「5年でクビ」を定めた就業規則の第11条には、「1週における授業担当時間の上限は4時限を原則とする」という文言が入っていた。同大の非常勤講師の報酬は1時限(1コマ)約3万円。単純計算だが、1週4コマなら、早稲田だけで授業を担当していると年収144万円にしかならない。

 

http://www.mynewsjapan.com/reports/1922

 

 雇止めを記した雇用条件確認書の退職に不同意を示した日本語インストラクターたちに対し、契約更新をできないと大学は通知した。

 

留学生に日本語を教える日本語インストラクターは、かつて早稲田大学の子会社「早稲田総研インターナショナル」と雇用契約を結んでいたが、2009年4月からは早稲田大学日本語教育センターに直接雇用されることになった。首都圏大学非常勤講師組合の志田昇事務局長が説明する。
 
「直接雇用になって条件が良くなるかと思えば、それは違います。仕事内容は非常勤講師とほとんど変わらないのに、報酬だけがおよそ半分で、しかも5年で雇い止めにされようとしているのです。これはまさに大学内身分差別であり、非常勤講師のさらに下に新たな身分を設定するようなものではないでしょうか」

 

http://fotgazet.com/news/000324.html

 

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