The Reverberator

EFFORTLESS FRENCH

セクシュアル・ハラスメントの視点 Standpoint vs. Viewpoint vs. Point of view

ジェイムズの『視点』と『手紙の束』を読んで思い出した。

”階級の視点がないvs.ジェンダーの視点がないvs.権力の視点がない”

そこにおいて、一番問題なのは「セクシュアル・ハラスメント」の視点がないこと。

具体的「性行為内容」を明示/呈示することに対してセクシュアル・ハラスメントの告発ができないか。社会運動、あるいは一般の人を対象とした──しかし「その当事者」である──講義等の場において「具体的性行為内容」を同意なしに「伴わせる」ことに対してセクシュアル・ハラスメントの告発ができないか。過去の「そういうこと」に対して教員を告発できないか。

性行為内容を明示・呈示することがOKな場合→ 性病に関する問題や衛生的、医療的目的を議論する場合

もし本当に言われるように、いきなり「ポルノグラフィー」を見せつけられたのだとしたら完全にそれはセクシュアル・ハラスメントとして告発できるのではないか。

 

The Point of View』『A Bundle of Letters』

コウモリの問題

鳥にむかっては獣であるといい、獣にむかっては鳥であるといって逃げる動物。

”その男は旅役者の連中には島のものと見え、島のひとたちの眼には、旅役者としてうつったのだ。双方からそう思われるようにふるまっていた。”(横溝正史『女王蜂』)