The Reverberator

EFFORTLESS FRENCH

クィア理論の信憑性

「クィア・スタディーズ」とはいったい何だったのか? 特定の高学歴者たちの研究する自由だけを約束し、その一方で「こんな」ネオリベラルな価値観を温存させ、「このような」階級的ヒエラルキーと結びついた格差を生み出している状況はいったい何なのか? 非正規雇用者に対してまるで「だまし討ち」のようなこんな馬鹿にしたルール=規範を強いて雇い止めを行う教育機関/研究機関としての大学の「この惨状」はいったい何なのか? 東京大学非常勤職員の雇い止め問題から見えるのは高学歴者中心主義のクィア・ノーマティヴィティ・ポリティクス…

東大、若手研究者300人 「任期なし教員」に転換 日刊工業新聞 2017/8/15 www.nikkan.co.jp 東京大学は2021年度までに、任期付き雇用の若手研究者300人を任期なし雇用の教員に転換する。外部資金獲得による間接経費などを使い、国の運営費交付金に頼ら…

ようこそ、ネオリベラリズムと親和的な大学へ ~ クィア・ポリティクスと偽りのネオリベ批判、バカの一つ覚えのように「ノーマティヴィティ」だとか言って偉ぶっているクィアという偽預言者たちの「ピンクウォッシング」

『われ彼を知る』と言ひて其の誡命を守らぬ者は僞者にして眞理その衷になし ── ヨハネの手紙一 2.4 東大「5年で雇い止め」、組合反発 有期から無期へ「ルール」発動控え 朝日新聞 2017年8月24日 www.asahi.com 東京大学が、「有期契約」の教職員約4800…

裸の王様たちのクィア・ポリティックス ~ 大学がネオリベラリズムの温床で、その最前線であることは、もはや多くの人が薄々感づいている。それなのに、それだからこそ「ネオリベラリズムと親和性がある」と他人にその責を擦り付けている薄汚いクィア・ポリティックス──それこそがまさに”王様は裸だ!”を覆い隠すピンクウォッシュ。

東大でも「非常勤講師雇い止め問題」 早大に続き 財務新聞 2017年8月22日 www.zaikei.co.jp 問題の発端は労働契約法の改正によって有期労働契約による労働期間が5年を超えた場合、労働者に無期契約へと切り替える権利が与えられるようになった点。そのため東…

電通で発覚した事実とその後の「その評価」、東京大学で発覚している事実と今後なされるべき「同様の評価」 ~ クィアポリティクスにおいて問題を設定するのは誰なのか? 他人を評価する側に恒久的に就くことができるのは誰なのか? その権能はどこから授けられたのか? 

「東大が無期転換を阻害している」労組、非正規教職員8000人の雇用危機訴える www.bengo4.com 労組が問題視しているのはそれだけではない。東大は労契法改正後の2012年11月、この東大ルールを変更した。この際、パートタイムの教職員の再雇用について、クー…

渋谷区の寓話、東京大学の寓話、野宿者排除とクィア・ポリティクス、大学非常勤職員の雇い止め問題とクィア・ポリティクス、ピンクウォッシュの接続、ピンクウォッシングの展開

東京大学で起こった、非常勤職員の「雇い止め争議」その内幕 〔現代ビジネス〕2017.08.17 gendai.ismedia.jp さらに、「東大ルール」には「6か月のクーリング期間の適用」が記載されている。5年働いたパート教職員は、6か月の休業期間を経た後なら、再び上限…

そこにネオリベラリズムの地獄を見た ~ ある大学で発生した非常勤職員の雇止め問題から導かれるクィア・ポリティクスの悪魔的欺瞞とクィア理論そのもののいかがわしさ

東京大学で起こった、非常勤職員の「雇い止め争議」その内幕 〔現代ビジネス〕2017.08.17 gendai.ismedia.jp 団交の場で、大学側は2018年4月から「職域限定雇用職員」という、フルタイムで定年まで働ける、新たな非正規教職員制度を作ると説明した。契約期間…

”人件費を抑えるため、身分が不安定な任期つき雇用を増やさざるを得ない国立大が増えている””非正規なくして○○大学なし”──これがクィアポリティクスの成れの果てなのか? ネオリベラリズムへの警鐘を鳴らし、その処方箋だと嘯いてきた「アメリカの新興学問」の正体なのか? インチキじゃないか? 詐欺じゃないか? 

”人件費を抑えるため、身分が不安定な任期つき雇用を増やさざるを得ない国立大が増えている””非正規なくして○○大学なし”──これがクィアポリティクスの成れの果てなのか? ネオリベラリズムへの警鐘を鳴らし、その処方箋だと嘯いてきた「アメリカの新興学問」…

東北大学で非正規教員3200人「雇い止め」の恐れ、「優秀な人を継続雇用する制度を導入する予定」 ~ クィア・ポリティクスと齟齬のある事象、ネオリベラリズムとの親和性

東北大、非正規教員3200人「雇い止め」? 非常勤講師労組がブログで告発 J-CASTニュース 2016/6/ 1 首都圏大学非常勤講師組合の「告発」は、2016年5月31日のブログに掲載された。それによると、東北大学は2018年以降、その時点で6年以上勤務する非正規教職員…

軍事と大学、防衛省公募に応募多数 ~ クィア・ポリティクスと齟齬のある事象、理論の信憑性

軍事と大学、縮まる距離 防衛省公募の技術に応募多数 朝日新聞 2016年6月12日 防衛装備品に応用可能な技術開発のため、基礎研究を委託、最大で年3千万円を拠出する――。防衛省が昨年度はじめたこの制度に、大学などの研究者が関心を寄せている。戦中に兵器開…

「非常勤講師ノーマティビティ」とクィア格差 ∧ 「学歴ロンダ・ノーマティヴィティ」と幸せの筋立て

既婚大学教授に捧げる反婚理論と「新しいレビ記」 こういうことがあったとしよう。ある大学教授主催による読書会が開かれた。その読書会には、対象となった著書の著者も参加し、合評が行われた。主宰した大学教授は、その著作は重要な問題を提起しており、そ…

非常勤講師ノーマティビティとネオリベラリズム、そして薄汚い例外主義 ~ 「クィア政治」とは既存の秩序に順応し、平然とそれに乗り、それによってその地位を得、出世した者が人に見せるために、人にみせるためだけに行う空疎なアジテーションなのか?

差別的身分制度を解消することなく、すなわち不安定な立場のおかれた他の人たちを置き去りにしつつ「その名において」特定の者だけがアクセスできる特権に与ること、制度を壊すと言いながら、自分たちへ利益をもたらすそういった制度は都合よく温存させ、む…

日本の研究者に米軍資金 12大学・機関に2億円超

日本の研究者に米軍資金 12大学・機関に2億円超 東京新聞 2015年12月7日 米軍が二〇〇〇年以降、少なくとも日本国内の十二の大学と機関の研究者に二億円を超える研究資金を提供していたことが分かった。米国政府が公表している情報を基に共同通信が取材し…

東京大学大学院教員のセクシュアルハラスメント問題、大学教員による「性的な言動」の問題性

院生の女性にセクハラ、東大大学院50代教授を停職処分2015年10月27日 朝日新聞 東京大学は27日、大学院生の女性に性的な言動を繰り返したとして、大学院の50代の男性教授を、19日付で停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。2013年秋に複数回の…

軍事応用可能研究に16大学応募 東工大や岡山大 防衛省が費用

小型無人機やサイバー攻撃対策など軍事技術への応用が可能な基礎研究に研究費を支給する防衛省の初の公募に、東京工業大や岡山大など少なくとも16大学が応募したことが22日、理工学、医学部門を持つ全国93の大学を対象とした共同通信のアンケートで分…

【理論の信憑性】それほどまでにナショナリズムやネオリベラリズムの研究/に対する警戒、「それに加担している」と他人を恫喝・告発をしてきたのに、自分たちのその基盤がその渦中にあるのって、どういうことなんだろう? 足元を見ていない? 研究成果を生かせていない? 

法人化して10年たった国立大がまた転機を迎えている。文部科学省から通知があり、教員養成系や人文社会科学系の学部などについては、廃止を含めて見直すよう求められている。 国の財政事情は厳しい。限られた予算を有効活用するため、国立大は国や地域に有…