”人件費を抑えるため、身分が不安定な任期つき雇用を増やさざるを得ない国立大が増えている””非正規なくして○○大学なし”──これがクィアポリティクスの成れの果てなのか? ネオリベラリズムへの警鐘を鳴らし、その処方箋だと嘯いてきた「アメリカの新興学問」の正体なのか? インチキじゃないか? 詐欺じゃないか? 「非常勤講師ノーマティビティ」そのものの事例じゃないか? 「ラディカルな政治」っていうのはこういうことを押し黙りつつ、覆い隠しつつ、自分たちは「他人を評価する側」に就き、「他人を評価する側」になることを目指し、それを自明視させ、自分たちは「他人を教え諭す側」であることを自他ともに既成事実化させるものなのか? どこからそんな権能が与えられのだ? 良心というものはないのだろうか?
国立大の若手教員、任期つき雇用が急増 今年度は63% 朝日新聞
2016年11月22日
全国86の国立大学の40歳未満の若手教員のうち、5年程度の「任期つき」の雇用が急増し、2016年度は63%に達したことが文部科学省への取材でわかった。
こうした現状について、文科省は「人件費を抑えるため、身分が不安定な任期つき雇用を増やさざるを得ない国立大が増えている」とみる。
東北大、3200人を一斉「雇い止め」に職員が反対運動…大学側が一方的に規則変更 Business Journal
2016.12.27
2015年5月1日現在の東北大学の職員は1万457人。そのうち非正規職員は5771人で約55%を占め、「非正規なくして東北大学なし」といえるほどだ。ところが、同大学は、3243名もの非正規職員を事実上クビにしようとしている。
今年2月から4月にかけての説明会等で東北大が、18年4月から数年で大量の非正規職員について、契約更新をしないと宣告した。いわゆる「雇い止め」だ。ただでさえ正規職員に比べてはるかに低い給与を強いられている非正規職員の雇用を奪い、その家族まで窮地に陥れる方針との批判も多い。
「神を知っている」と言いながら、神の掟を守らない者は、偽りの者で、その人の内には真理はありません。
愛する者たち、どの霊も信じるのではなく、神から出た霊かどうかを確かめなさい。偽預言者が大勢世に出て来ているからです。
ヨハネの手紙 一 2.4,4.1(新共同訳聖書)
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