The Reverberator

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マタイ 6.3 

 

 クックCEO、新オフィス開所式のためイスラエル

2015年2月13日  iPhone Mania

 

ティム・クック最高経営責任者(CEO)が、新オフィスの開所式に参加するため、来週初めにイスラエルへ向けて出発するようです。米メディア9to5Macが、イスラエルの日刊紙Calcalistの報道を伝えています。

同紙によると、イスラエルの中央沿岸地方テルアビブ地区のヘルツリーヤに位置する、広さ約1万6,700平方メートルの新オフィスには、約800人の従業員が勤務する予定とのことです。
 
新オフィスの機能は明らかにされていませんが、アップルイスラエル国内に、数年前から複数のオフィスを所有しています。またイスラエルの新興企業にも注目しており、2011年にNAND型フラッシュメモリ技術のAnobitを買収、続いて同じ年の11月に3Dセンサー関連のPrimeSenseを買収しています。
 
新オフィスの訪問に加え、クックCEOはイスラエルの政府関係者およびテクノロジー業界の重鎮との面談を予定しているようです。クックCEOは昨年クパチーノの本社で、イスラエルベンヤミン・ネタニヤフ首相と会っています。

 

http://iphone-mania.jp/news-62292/

 

 米アップル、イスラエルの3D技術会社を買収=報道

2013年 11月 18日 ロイター

 

米アップルはイスラエルの3D感知技術会社プライムセンスを3億4500万ドルで買収した。イスラエルの経済紙カルカリストが17日に報じた。

同紙によると、プライムセンスはカナン・パートナーズ・グローバルやジェミニイスラエルジェネシス・パートナーズなどのイスラエルや米国のベンチャーキャピタルファンドから8500万ドルを調達したという。

プライムセンスの広報担当者は「当社はリビングルームや携帯端末などに3D感知技術を導入し、高収益企業となることに専念している」と表明。

 

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE9AH01420131118

 

 

 アップルがイスラエルのハイテク企業を買収する理由

 

AppleイスラエルのハイテクスタートアップPrimeSenseを買収」。

 

買収額は約3億5千ドル。この額の規模はさて置き、PrimeSenseというこの会社、3D感知技術を主体とする先端テクノロジーを有し、本部及びR&D拠点を当地テル・アビブに置きつつ、アメリカ、日本、韓国、台湾等にも拠点を持つ、ハイテク分野では有数として知られるイスラエル企業です。 

イスラエルのハイテク企業が世界の大手に買収されるのは何も同社に始まった話では決してないのですが、本記事の話題性は主に下記2点に集約されるかと思います。 

1つは「Appleが3D感知技術に積極関与を示した」ということ。つまり、今回の買収が、iPhone等を含むApple製品の今後の方向性を示すものとの憶測が、業界関係者間(これは当地のみならず世界的なレベルですが)で話題となったのです。

 

もう一点の話題性としては、これは主に海外メディアというよりは当地メディアによる報道ですが、「今回の買収はAppleが買収するイスラエルの会社としては2社目である」ということです。 

Appleは今回のPrimeSense以前にも、2012年に半導体製作のAnobit Technologiesというイスラエルのスタートアップ会社を買収した経緯がありました。

 

これらのニュースは、イスラエルの技術が世界の注目を集めた最近の数例に過ぎませんが、世界に流布する先端技術の中には案外イスラエル発のものが少なくないのです。 

例えばIntelなどは1974年からいち早くR&D拠点をイスラエルに設置しており、同社がこれまでこの世に送り出してきた最先端技術の数々には、イスラエル人科学者及びエンジニアの存在が不可欠であったと言われています。Microsoftも同様にR&Dセンターを設置しますが、これは2006年になってからのことでした。

Appleも2013年の最初にR&D拠点をイスラエルに設置しており、ここで活躍することになる約150名の従業員の大半は、数週間以前にレイオフされたTexas Instrument社(米国大手の半導体開発・製作企業)イスラエル支部の元技術者達であったと言われています。これらのことからも世界中の大企業がイスラエルの頭脳を求め、当地に進出しているという現状がお分かりになるかと思います。

 

http://www.innovations-i.com/global/article/18.html